歌ヘタで終わる人の3つの特徴!あなたの練習法、実はまったくの無意味かも⁉

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Awaganimです!

 

先日、バンドサークル時代
のツテで、今年新しく入部
した新入生の一人に、OB
として指導を行って来ました。

 

その新入生の彼ですが、元
はベース担当でありながら、
近いうちにボーカルに転向
したいとのこと。

 

バンドの顔とも言えるボー
カルの華やかさに憧れ、
スターになりたいんだそう
です。

 

人気者になりたいというの
は誰もが必ず持ちうる欲求
それを正直に伝えてくれて
嬉しかったです!

 

ただ同時に、こんな悩みも
明かしてくれました。

 

彼、ボーカルに転身する
ために「音域の幅を広げ
たい」そうで、現在の
課題は「ゆずくらいの超高音
を出せるようになること」
だといいます。

 

そのため、カラオケで密かに
ゆずの曲を何度もリピートで
練習しているのだそうですが、

 

「どれだけ数をこなしても、
全然上達しないんです・・・
どうしたらいいですか?」

 

そこで僕は、彼の未来のため
に悪い芽は摘んでおくべきだ
と考え、断腸の思いで、
はっきりと言い放ちました。

 

「ごめんね、その今までの
練習、まったく意味ないわ」

 

後輩は鳩が豆鉄砲を食った
ような顔をしましたが、
悲しきかな、それが事実なの
です。

 

決して練習しまくることが
無駄と言っているのでは
ありません。

 

僕もそこまでスポ根漫画に
よくいる天才気質の悪役の
ようなことは言いません。

 

ただ、この後輩の彼の練習法
は決定的に本質をはき違えて
いるのです。

 

この後輩は歌の練習を始めた
ばかりの段階で相談してくれた
ので、まだ間に合いました。

 

でも、もし自分でも自覚が
ないまま長期間おかしな練習を
続けていると、手遅れになる
かもしれません・・・

 

あなたがそうなってしまわない
ために、あなたが今から自分を
省みるための判断材料として、

 

「歌がまったく上達しない人の
特徴」

 

についてお話しします。


歌ヘタで終わる人の特徴ベスト3

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特徴① 延々と原曲キーで練習している

一つ目の特徴は、「過程をすっ
飛ばしてショートカットしたが
るタイプ」の人です。

 

先述の後輩はこのタイプに
ドストライクだったので
即刻その場で注意しました。

 

人間は怠惰な生き物なので、
なるべく労力をかけずにゴール
へ行きたがります。

 

その原曲キーが本人の音域に
もともと合っているのなら
問題はありません。

 

問題は、自分の音域よりはるか
に高い曲を延々と原曲キーで
練習し、

 

「ずっと練習していればいつか
高音が当たるようになる!」

 

と勘違いしている人です。

 

断言しますが、音域の合わない
キーでひたすら練習していても
高音が出るようにはなりません。

 

例えば、マッキンリーやマナスル
など標高の高い山に登る登山家は、
高山の過酷な環境に身体をならす
ために、目的の山より低い山に
まず登ることで「順応」を行います。

 

少しレベルを落とした山にチャレンジ
してから、徐々に標高を上げていき、
少しずつ身体を環境に適応させて
いくのです。

 

それと同じで、音域の合わない曲を
原曲キーで練習している人は、
いわば高尾山しか登ったことのない
人がエベレストに登ろうとしている
ようなものです。

 

ゲームに例えるなら、装備なしの
レベル1でラスボスに挑むような
ものです。

 

常識的に考えて、成功すると思います
か?

 

「結果」を焦る気持ちはわかります。
しかし「過程」を抜かしてしまっては、
その努力は有益になりません。

 

高音域の曲を歌えるようになりたいの
なら、

 

「カラオケなどでその曲のキー
を落として練習し、徐々に上げていく」

 

「同じアーティストの、少しキーの低い
別の曲で練習する」

 

など工夫しましょう。
自分のレベルを客観的に見極める視座
も、上達のためには必要です。

 

 

特徴② 練習の間隔が空きすぎる

二つ目の特徴は「一度練習した
だけで満足してしまう」タイプです。

 

練習法をネットなどで検索し、
それを一度実行に移してみる
ものの、

 

一度実行しただけで満足して
しまい、次に練習するまでの
期間をかなり空ける人です。

 

ボイトレとはすなわちノドの
筋肉を鍛えることであり、
れっきとした筋トレの一種
です。

 

つまり、普通の腕や腹筋を
鍛える筋トレと同様、定期
的に筋肉に負荷を与えないと
すぐもとに戻ってしまい、
なかなか上達しません。

 

一度練習して2週間、3週間と
期間を空け、忘れた頃に練習を
再開する・・・こんな練習頻度
でうまくなれるなら、この世界の
人類全員がプロになれるでしょう。

 

僕は週に一度はカラオケに行って
ボイトレをするのが日課になって
います。

 

できる人はそこまでやってもらう
のが理想ですが、すべての人に
対してそこまで強制はしません。

 

ボイトレは家でも簡単にできます。
週一カラオケが難しい人は、ロング
トーンやガラガラ声などの基礎練習
を最低10分、毎日サボらず継続する
ことを徹底しましょう。

 


特徴③ 自分の弱点を振り返らない

三つ目の特徴は、とりあえず練習は
継続できるが、練習ごとの自分の
課題を明確にしない「思考停止型」
のタイプです。

 

ひとまず量だけこなして、その
練習ごとにどこが良くなかったか
を自分で理解せず、惰性で練習を
続けているので、課題が次回に
活かされません。

 

いわば同じ道をぐるぐる回って
いるだけで先に進めない人です。

 

僕はバンドサークルに所属して
いましたが、メンバーは楽器を
問わず、リハのテイクごとに
自分の演奏を録音しています。

 

理由は、自分の音の良し悪しは
演奏しているだけではわかり
にくいので、録音して後から
聴き直すことで客観的に聴く
必要があるからです。

 

録音して聴いてみると、自分
で演奏しているときはうまく
できたと思っていても、実は
ドヘタだったりすることが
あります。

 

人間は自分を、自分に都合
のいいように補正するクセ
があります。

 

それを理解したうえで、
自分の歌声はしっかり録音
し、課題をノートに書き出す
などして、弱点を次回に
残さないよう心がけましょう。

 

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以上、歌が上達しない人の
特徴を3つ挙げてみました。

 

自分を振り返ってみていかが
でしたか?

 

練習に対する向き合い方は、
普段の心のありようが如実に
現れます。

 

この記事を読んでギクッ!と
なった人は、むしろ「今の
うちに気づけてラッキー!」
と思うようにしてください。

 

今ならまだ間に合います!
上記の特徴に少しでも、1ミリ
でも心当たりがあるあなた、
今すぐノートに書き出して
ください!

 

それが自分の弱さです。
自分の弱さをそのままにして
おくと、後で思わぬしっぺ返し
を受けるかもしれませんよ!